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2017-08-09

人の情けに触れて

ああ、発表会。発表会は構成合わせやリハーサルから始まっているものだ。
その年はガロティンとクラシコ・エスパニョールで出場した。構成合わせの日、どちらの曲だったか忘れたが、「フラメンコ ブエルタしたら 立ちくらみ」をしてしまい、その場に座り込んでしまった。即座に周囲の人に囲まれ、会場の隅で横にならせてもらっていた。
何せ当時の私は、平日夜は毎日「残業、飲み会、フラメンコ」のいずれかでふさがっており、たまに体調不良を感じても、早く帰宅できる生活ではなかった。そんな負荷がかかっていたのだろうか。
本題はこれからだ。構成合わせが終わって、一同解散になったにも関わらず、私が正気づくまでクラスメンバーの大半の人が、ずっと付き添って待っていてくれたのだ。楽しく世間話などをしながら。ようやく帰るときも、同じ方向の人と帰れた。人の情けに触れたという感じだ。
後日も、ミセスクラスのさるご婦人から、大丈夫? 私もそういう症状になることあるのよ、とそっと打ち明けられた。仕事が忙しくなり、この発表会後、バイレを辞めてしまった。が、フラメンカの温かさに触れた出来事だった。またいつかタイミングを見計らいバイレを習いたい。フラメンコから元気をもらいたい! と思う今日この頃です。

(東京都・ともぞう/41歳)

 

<パセオフラメンコ2009年9月号 掲載>

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