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2017-08-11

転ばぬ先のフラメンコ

 主人が無職になったのは先月、突然のことだった。子供達もまだ幼く明日からの生活を考えると気分はソレアだった。主人の次の仕事が見つかるまで私が外に出て働き主人は自宅で主夫をする事に。かくいう私は2人の子供を出産し、独身時代より約10キロ太っていた。が、産後間もなくフラメンコに出会い体重をほぼ結婚前に戻していた。当時捨ててしまおうと思っていた現役時代のスーツ、今は履けるようになっていた。自分がフラメンコを習うことになるなんて想像もしたことがなかったが、やっててよかったと心から感じた瞬間だった。
しかし、昔の相棒であるそのスーツを着、颯爽と出勤した私だったが、そこに待っていたのは甘くない社会生活だった。主人は毎日こんなことをしていたのか。一方主人は、果てしなく単調な家事全般と、意のままにならぬ子育てに向き合い始めた。主人もまた、子供がかわいいだけではないことを体で知る。主人の失職は痛かったがお互い役割を交代したことにより、日々の苦労を体験しそれぞれのスゴさを知ることができた。
悪いことばかりではなかった。でもこうして笑って過ごせたのは、大変な中でもフラメンコだけは続けられたこと。それによってストレスを解消できたこと。こんな大変な中、レッスンをやめろと言わなかった主人のおかげだ。
今、主人はゆっくり就職活動をしている。それを見守る私たち家族。焦りはない。なんとなくセビジャーナスな今日この頃である。。
(神奈川県 サンディア  アラフォー)

<パセオフラメンコ2009年11月号 掲載>

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