toggle
2017-08-25

愛言葉を胸に

passion」と「take it easy」これは母との合言葉でした。5年前の秋、難病だった母は煌くように生きて、天国へ旅立ちました。とても可愛らしくて愛嬌たっぷりの強い女性でした。そして私の一番の理解者でした。一人っ子で寂しがり屋の私は、これからどうやって生きていったら良いの? と一人になると泣く毎日。でも、私が元気でいることが母の望みなのだとようやく思えた時、あの合言葉が頭に浮かんだのです。これらは、泣き虫のくせに負けず嫌いの私が自分の道を歩めるようにと、母が与えてくれた言葉でした。これからは母の笑顔を守ろう。小さい頃からダンスが好きだった私は、近所にあったフラメンコ教室のドアを叩きました。それから5年間、転んで起きてを繰り返しながらも、再び踊れた事は、母からの贈り物です。「いつ終わるかわからない人生だから、心がわくわくする事を大切に生きたい」。今、心からそう思えます。私の背中を押してくれる温かい手はもうないけれど、今度は自分自身の手で気合いを入れて生きられるようになりたい。あれから5つの秋を越え、この秋にはアレグリアスを踊ります。歓びの歌を、心と体で精一杯踊る所を見てほしい。舞台袖ではきっと、母が「楽しんでいってらっしゃい!」って背中を押してくれていると想って、ステージへ踏み出します。大きな笑顔と一緒に。「passion」と「take it easy」この言葉があれば、万事なんとかなるはず。信じたい。進みたい。輝きたい。これは別名「愛言葉」!

(東京都・大久保敦子/30歳)

パセオフラメンコ20111月号 掲載

コメント欄に感想などいただけると激しく喜びます🙂

  • 果報は寝て待て 2018年8月3日
    果報は寝て待て 「良いことは自然にやってくるものなので、静かに待っているのがいい」 決して「 寝てるだけでも起 […]
    yolanda
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。