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2017-09-14

私の適齢期

今から2年前の27歳の時。私は、付き合って10年以上が経つのに、待っても待ってもプロポーズしてくれない彼に痺れを切らしていました。自分の夢ばかり追っている彼。
休日も、彼は自分のことばかりで私のことは二の次。周りの友達は続々と結婚し、2人目の子供ができたなんて聞くと、自分だけが取り残されている気持ちが増し、結婚を焦って彼に依存していきました。そして、何か自分にも夢中になれるものが欲しいと考え、フラメンコを始めたのです。
始めてみると、思うように出来ないのがとても悔しく、知れば知るほど奥深いので、日々はまってゆきました。大人になると何かを必死で頑張るという機会に恵まれなくなりますが、鼻息をフンフンいわせながら必死でサパテアード踏んでる仲間に、夢中になることの格好良さを教わったのです。気づけば私もすっかり夢中でした。その頃からだと思います。彼の夢を心から応援できるようになったのは。
頭では分かっても動かない足。軸がブレブレのブエルタ。きれいに鳴らないパリージョ。重心のかけ方。目線。課題が山積みの私には、結婚適齢期で悩む時間すらなくなってしまいました。まだまだ長くなりそうなフラメンコ人生。課題に追われながら、彼の夢を一緒に叶えたいと思います。そして私の夢、ウエディングドレスを着る!……も彼に叶えてもらおうと思います。夢はゆっくり叶えたい。そう思わせてくれたフラメンコに出会えて、本当に良かったです。

(東京都・ぽたたぶらんか/29歳)

パセオフラメンコ2012年9月号 掲載

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