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2017-09-15

苦しみを超えて

技術も魅せ方も何もわからない私が、フラメンコが好きで、ただそれだけで、自主ライブを開こうと思い立った。その日が迷いと苦労の日々の始まりだった。まずは色んなお教室からバイレが集まってくれたのはよかったのだが、実力の違いを見せつけられて落ち込んだ。私は皆のお荷物ではないか?という葛藤。更には、企画を立ち上げたものの、何をしていいのかわからず、踊りに集中できない焦りも手伝って、メンバーにイライラを当ててしまう始末。私は、器の狭さ、人をまとめる力の無さに、申し訳ない思いで日々いっぱいになっていき、自分を責めるしかなくなっていた。
そんな私を救ってくれたのは友達だった。フライヤーにプログラムにメンバーまとめにと、全てをサポートし、踊りも毎週見てくれた。愚痴も聞いてくれて、励ましてくれた。ソロ経験のない私が、ギターさんカンテさんに踊りを伝えることが出来ず困っていると、なんと先生まで駆けつけて下さった。当日の舞台は、メンバーさんがそれぞれ素敵に踊り、笑顔で盛り上げてくれた。私が一曲グァヒーラを踊るまでに何人の人に支えられたのだろう。お膳立てがある発表会とは違い何かを自分たちで始めて成し遂げることは、かなり大変なんだと思い知った。そして苦しかった分、沢山のお勉強をさせてもらう良い機会になった。
私のグァヒーラは、ライブ後「歌ぶりは良かった」と1か所だけ褒めて頂けた。今後はリベンジをかけて更に練習を重ねていきたい。

(彩の国・ルナ/38歳)

パセオフラメンコ201210月号 掲載

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